■熊本県におけるインキュベータ立ち上げ事例 そのA

  第2回 :インキュベーション・システムづくり

   私もIM養成研修を受けたのですが、それ以降、県の方を中心に
  インキュベーション・システムについて積極的に話をし続けました。
  「JANBOでこういうことをしている」、「それに基づいて、頑張っている地域がある」といった感じです。
  そのかいもあって、平成14年度事業としてインキュベータのモデル事業が生まれました。
  これが旧免許センターを利用したインキュベータです。
  具体的な事業化の詰めは平成14年度に入ってから行われましたが、
  県担当の方が熱意を強くもっている方で、具体化が着実に進んでいきました。

   その間もずっとインキュベーションに関する情報提供を行政、支援機関に行っています。
  創業支援に関する相談を熊本市から受け、情報提供や連携を具体化しています。
  また、熊本大学からも相談を受けたので、同じように情報提供や連携につなげています。
  熊本大学の地域共同研究センターの瀬戸氏にもIM養成研修受講を薦めた結果、
  IM養成研修を受講されて、今ではIM仲間です。

   それに前後して、熊本大学にインキュベータを新設する計画も始まりました。
  昨年5月に(財)日本立地センター インキュベーション研究所長の星野氏が
  熊本の荒尾市に訪問された際は、県内のビジネス・インキュベーションのしくみづくりのために、
  県・大学・熊本市の関係者を集めてもらい、会合を開きました。
  又、すでに旧免許センターのインキュベータが決まっていたので、星野氏に建物を見てもらい、
  アドバイスをいただきました。