■ 年末に際して |
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年末を迎えるたびに、「あっという間の1年」の感が強くなってきた。 今年も残すところわずかとなり、例年通りにこの1年を締めくくることにする。 |
今年の大きな変化は個人的にいうと、母が93歳の天寿を全うしたことがあるが、仕事上でいうと、 私の大きな転機となった「くまもとテクノ産業財団」を卒業し、熊本から九州への 「活動原点のパラダイムシフト!」を行ったことではないかと思っている。 現在は中小企業基盤整備機構の新連携担当PMとして、福岡を中心に九州全域を訪問し、各地域の 企業や支援機関との接触も増え、各県の個性を多面的に理解できるようになったと同時に、熊本県の 相対的な位置付けを理解できるようになったことがある。 |
個々の新たな活動面では、「地域診断士研究会」を3月にキックオフして、“みんなで つくろう!みんなのためになる場を!”を掲げて、将来独立を考えている企業内診断士と、 独立間もない診断士8名による「全国発信ができる個性ある自分業づくり」の勉強の場を 創ったことである。参加メンバーからは評価してもらっているが、話し合いの中で反省点も 浮かんできている。「月1回の定例研究会+メーリングリスト+非定期会食懇談会」のセット 活動による相乗効果を狙ってスタートしたが、メーリングリストの活用が今一つであり、 各自の当事者意識の高まりを待っているところである。 来年1月からは、同じ仕組みを使った少数精鋭後継者「共育塾」をスタートすることにして おり、塾生に「参加してよかった」と言ってもらえるような「相互研鑽による共育の場」を創り たいと考えている。 |
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新連携においての新たなチャレンジは、大分県とのコラボによる「企業発掘〜ブラッシュ アップ〜事業化支援」のしくみづくりがある。大分県産業創造機構の安倍氏との「新連携 セミナー →企業同行訪問 →スクリーニング・ブラッシュアップ →認定 →事業化支援」 の流れをつくり、大分県の企業2社を認定にもっていくと共に、新連携事業の考え方の 地域移植を行うことができたことは評価できることであり、是非、次年度には他県への展開 を図りたいと考えており、特に認定企業ゼロである鹿児島県への展開にチャレンジして みたい気持ちを持っている。 新連携支援活動で、事業化支援(フォローアップ)も重要な位置付けとなっているが、経営 の泥臭い中に入るケースも多く、資金繰り・融資・投資・社債発行などの資金調達面でも いろいろ経験することができ、停滞からブレークに至るプロセスにも遭遇する機会もあり、 企業支援の幅も広がってきているように感じている。 |
ビジネスインキュベーションに関する活動においては、JANBOでのIM認定審査委員として、インストラ クターとしての活動のほか、九州のIM相互研鑽の場である「BIP(ビジネスインキュベーションプラザ)」の コアメンバーとして、ワークショップでのコーディネータをやったり、BIPのシンボルマークのデザイン(BIPの ホームページ掲載予定)も行ったりしたが、あまり新たな活動にはつなげることができなかった。 |
オフィスチェイカスの顔であるホームページのリニューアルにも触れておく。スタッフの努力もあり、 ホームページのリニューアルもスムースに実現し、以前よりも見やすいものになったと思っている。 アクセス数も以前より増えてきいるように感じており、更に魅力のあるものにブラッシュアップしていきた いと考えているところである。 |
以上をもって今年の締めくくりのコラムとします。 来年も皆様にとってよい年でありますよう 祈念申し上げます。 平成18年12月 |
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