■タコス

 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、一足早くメキシコの伝統料理も2010年に登録されています。ご存知でしたか?
中でも有名なのが「タコス」。タコスはトウモロコシ粉(小麦粉を使う場合も)で作った生地・トルティーヤに具を盛り付け、ライム果汁やサルサソース(香辛料の利いたトマトソース)をかけて食べます。
 日本で売られているタコスはパリパリ食感の揚げトルティーヤが多い。
実は、これは”アメリカ式”だそうです。本場メキシコでは柔らかく焼きあげたトルティーヤが主流で、”ソフトシェル”と呼ばれています。
具のバリエーションも豊富で、肉だけでも牛、豚、鶏、羊、山羊、とあり、部位も細かく選べるといいます。野菜などの具材やサルサソースの組み合わせは自由自在で、レストランによっては、好みに合わせてソースをブレンドしてくれるところもあるのだそう。きっと、メキシコの方はお気に入りの一品があるのでしょうね。
機会があれば、ぜひ本場でいろんなタコスを試してみたいです。
 ちなみにタコライスは沖縄発祥で米軍統治下に沖縄に持ち込まれたタコスが人気となり、飲食店でお米を使ったメニューが考案され、そのまま定着したと言われています。タコライスも美味しいですよね。


                                 マニュライフ生命「PARTNER」より抜粋


 最後に、ユネスコ無形文化遺産に登録されている食に関するものとして、他には「フランスの美食術」、「地中海料理」、トルコの「ケシケキの伝統」、日本の「和食」、韓国の「キムジャン:キムチの製造と分配」、トルコの「トルココーヒーの文化と伝統」、グルジアの「クヴェヴリ」があるそうです。 旅行先で伝統料理に触れるのもいいですね。