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■アサーション

 いくつぐらいからか、人が嫌いではなかったけれど、自分の気持ちが上手く伝わらない会話が続かない等々、コミュニケーションに対する苦手意識が大きくなっていました。
加えて、今まで気にもしていなかった自分のモノの言い方が強すぎると分かったのは結婚してからでした。もう、5、6年前になるでしょうか、アサーションという言葉を知り、勉強したいなと思っていました。
 アサーションとは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく、適切な自己主張のことです。トレーニングを通じて、一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢するのでもなく、お互いを尊重しながら、実直に自己表現ができるようになることを目指します。と、あります。(⇒人事労務用語辞典
 そんな中2/11(土)にくまもと県民交流館パレアであったワークショップに参加しました。題は「アサーティブに伝えてみよう」で、参加者は男女20人弱だったでしょうか。年代も30代~60代くらいと幅広く、参加者から実際にあった出来事をみんなで共有し、どんな風に伝えるとよかったか、伝えたいかをロールプレイングしてみたりと、とても勉強になりました。
 印象に残ったことを少し書きたいと思います。
アサーションには、①誠実②率直③対等④責任と、4つの柱があるそうです。
中でも、④の責任で、言うのも言わないのも自己責任だ。という言葉にハッとさせられました。また、事実と自分の気持ちを分けて考えるということも大切で、相手がどうこうと言うより、突き詰めていくと自分の気持ちと向き合うことが大きなポイントだと気付かされました。やっと、アサーションに近づけたようでこのワークショップに参加できて本当によかったです。

講師 知識 茂雄さん(株式会社ハート・ラボ・ジャパン)
お薦めの本⇒NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法(日本経済新聞出版社)