■地震から1ケ月

 あっという間に地震から1ケ月が経ちました。
自衛隊をはじめボランティアの方々には本当に頭が下がります、有難うございます。
 多くの学校が5/9・10日に再開しました。やっぱり随分ストレスがたまっていたようで
子どもは学校が始まってから笑顔も多くなり、ぐっすり眠れるようになりました。
今は縮小して開催すると決まった運動会へ向けて頑張っています。
あちこち見に行ったわけではありませんが、市内でも場所に寄って被害の大きさが異なり、震源地に近い
東区、古いお家の多い新町界隈、お手伝いに行った二本木辺りは被害が大きかったように感じました。

 我が家は幸い何一つ割れず、ガスもプロパンだったので本当に困ったのはお水でした。
2階を居住スペースにしている為、水圧の関係で1階は出るけど2階は全く・・・という日が
続きました。1日通して2階もお水が出た時は本当に有りがたかったです。
マンション住まいの両親のところは8Fだった為、部屋の中は大変なことになっていました。
数日、車中泊した後、我が家に来てもらいました。貯水タンクが壊れ、お水が出るようになった
のは5/3でした。
そして、益城町で被災した義弟家族。本震の翌週手伝いに行きましたが、やはり市内とは
全く光景が違い、テレビに映っていた通り。
駐車場には、前震、本震で入った2本の亀裂、全てゴミとなった家財道具。
お庭の方はお隣の割れた瓦で地面が見えないほど。給湯器が倒れていたのにはビックリでした。
今は避難所ではなく熊本市内の実家に避難していて、毎朝子どもを小学校まで送迎している
とのこと。義弟の家は住めるようですが、周囲は更地になるだろうというくらいひどい状況です。
家に戻ることが出来ても今までの町並みはなくガランとしたまま、どれくらいの方が元の場所に
戻ってこられるかを考えると不安だろうと思います。

  1ケ月たち、だいぶ日常が戻ってきたと思っていましたが、まだまだ多くの方が不自由な生活を
送っています。市内でも借家の大家さんから契約を切られて急きょ家を探さなくてはならなくなった
とか、学校でも子どもが怖がってマンションに入れなくなったたため転居、転校するという話を聞きました。
また友人、知人の話を聞いていると今回の地震で、物資のことや避難所運営等で
私たち大人のモラルが問われるようなことも沢山あったようです。

 熊本城の姿を見るたび悲しくなりますが、そんな時でも元気に
咲く花々をみていると心がなごみ、元気をもらえます。
わが家に咲いたジャーマンアイリスと、ブラシの木→
私自身は今回の地震で東北の方たちの心に少し寄りそうことができたかなと思います。少しずつがんばりましょう!