■子供の不器用

 GWに入って、何か楽しい話題に....と思っていましたが、先日新聞で
気になる記事を見つけました。気になるというか、びっくりしました。

 「子供の不器用が深刻―」という、見出しです。
読み進んでみると、本当に深刻そうです。
家庭科の授業が成り立たない学校もあるようです。
例えば
◎正しく箸を使えない
◎マッチで火をつけられない
◎ガスコンロの火の調節ができない
◎正しく包丁をもてない
◎定規を使って真っ直ぐに線が引けない
◎針に糸を通せない
◎生卵を上手に割れない  などなど。

 自分(40代)が小学生、中学生の頃はクラスに数人苦手な子がいるくらいで
家庭科の授業が成り立たないことは一度もなかったと記憶しています。
1970年代から子供の生活技術に関する調査を続けている
目白大学の谷田公昭教授はマッチで上手に火をつけることのできる小学1年生
の割合は1998年度は14%だが、2009年度は約6%にまで低下してる、と
コメントしています。
家庭の中で、お手伝いより勉強が優先されるようになったこと、食洗機や
お掃除ロボットなどの普及で便利になり親たちの生活技術も低下している
こと等が背景にあるようです。
「手先が不器用になると脳の発達にも影響があると考えられている。
子供が幼い頃から手指を使った様々な体験をさせることが重要だ」と
谷田教授は指摘されています

 我が家では普段、急ぎの時は手伝いはさせないと決めて子供が手伝いたいと
言った時は出来るだけさせようと心掛けています。
GWに行楽地にお出かけもいいのですが、ゆっくり子供とお料理
するのもいいですね。