■若手経営者へのメッセージ
 
 日本だけでなく世界は、今まさに大きな「時代のパラダイムシフト」に遭遇している。私が主宰する若手経営者の少数精鋭・共育塾のOBメンバーを主体にした「共育ネットワーク」のメンバーに向けて、3月中旬にメッセージを出したが、これは今からの日本を創っていく若い経営者に向けてのメッセージでもあるので、そのまま発信したい。
 共育塾をスタートして5年目を迎える。
体調の関係で1年間休むことになったために、この4月から4期生がキックオフすることとなり、
新たな「相互研鑽の場」ができることになった。
共育塾修了生による共育ネットワークも丸2年を迎え、徐々に存在価値が高まりつつあり、非常に嬉しく思っている。本当に多くの方々から「やる気に満ちた若手経営者集団」「彼等には強い刺激を受ける。」などと評価されており、嬉しい限りである。
とはいうものの、共育ネットワークは生まれたての赤ちゃんのようなもので、まだまだ未熟だと思っている。私が望むのは、偏った形で特定のメンバーに負担がかかることなく、参加メンバーの智慧を取り込むことで、全員参加の「みんなが必要とするネットワーク」「共に学び・教え合い、共に励ましあい、共に喜び・楽しむ場(相互研鑽の場)」に育て上げていって欲しいと、心より祈念している。







 昨年は「天変地異の多発」「日本政治・政治家の劣化」「倫理・道徳の軽視」「無縁社会の深刻化」など、従来の仕組みが機能不全に陥っていることを実感した年だったが、今回の東北関東大地震では津波被害の甚大化、原発被害の深刻化など複合災害の発生で、日本の存続に関わるくらいの大きなダメージを受けた。まさに、何かが終わろうとしていることを実感している。
「何かが終わるということは、必ず何かが新たに始まるということ。」であり、今まさに「何かが始まりつつある。」ということを実感しているところである。
そして我々は、我々の仲間と一緒に「新たな始まり」を創り始めていることも実感している。夢のある社会を、次世代を担う共育ネットワーク・メンバーにバトンタッチし、更に次々世代に引き継いでもらいたいと思っている。
今から、最も大切にしなければいけないことに、「仲間との信頼と絆」であり「和の精神」ではないかと思う。その象徴として、次世代を担う共育ネットワークの構築と、地域診断士研究会や新現役の会との緩やかな連携がある。
 私は、一緒に活動をしてきた共育ネットワークのメンバーに対しては、人生の兄貴分として、いつまでも
温かく見守るつもりであり、また迷ったときに安心して本音で話せる「人生・経営相談の場」を、いつでも
開いておくつもりである。 感謝!