■電通大・地域産業振興講座で講義

平成30年6月13日に、東京都調布市にある電気通信大学80周年記念館で開催されている地域産業振興講座(12回シリーズ)で第2回の講義を行うご縁をいただいた。
昨秋に武蔵野大学の竹内客員教授(以後は親近感を込めて、いつも呼んでいる「竹内さん」と記載)から電通大で十数年前から開催されている地域産業振興講座での講義の打診があり、喜んでお受けすることとした。
東京での私の講義は、平成13年10月に東工大の百年記念館でのサイエンスパーク研究会での講義「プロジェクトマネージャーの活動」以来のことであり、多分、今回が最後の東京での講義になると思っており、非常にありがたいことだと心より感謝している。




その後のやり取りの中で、「創業支援・中小企業支援 各種連携事例と施策への提言」というテーマで講義を行うことになった。当日は、講義が100分、竹内さんとの対談・質疑応答40分、そして電通大の安部特任教授が主導してのグループワーキング70分と長丁場だったが、非常に刺激的で素晴らしい経験をさせていただいた。
先ず、講義の内容についてであるが、以下の5つの項目について話をすすめた。
⦁ 共育塾でのコミュニケーションツール「自社取り込みシートの狙いと効果」:竹内さんからの要請(当講座でも数年前から類似活用)
⦁ 熊本県との連携事例「熊本初のインキュベータ立上げ(創業支援)」
⦁ 熊本市との連携事例「市ビジネス支援センター立上げ(中小企業支援)」
⦁ 金融機関との連携事例「創業セミナー・熊本モデル立上げ(産士金連携)」
⦁ 創業・中小企業支援への提言「現場目線の実感と提言(耳の痛い提言)」
講義している時、質疑応答、名刺交換時の質問攻めもあり、受講生の反応を強く感じることができ、少しはお役立ちができたのではないかと実感している。
またオブザーバー参加されて、最後の懇親会にも参加された関東経済産業局・高崎地域振興課長、日本立地センター・加藤室長、電気通信大学・西田産学連携コーディネータ、中小機構関東の辻井さんなど主催者の方々からも「今まで聞いたこともない目から鱗的な話が多かった」などの感想を含めてありがたい言葉をいただいた。
懇親会時の受講生の話からも、竹内さん(包容力)、安部さん(厳格性)の講義スタイルもよく分かり、受講生のお二人への好感度は高いものを感じた。
今回の講義で、竹内さんが工夫された「事前調査/講義/対談・質疑応答/GW/発表」というやり方の効果も実感するでき、受講生の参画意識を高めるための事前調査の有効性を実感することができた。是非、私のシリーズ講義やセミナーでも活用してみたいと思っている。
竹内さんのコーディネートや、午前中の安部さんのスピード感のある受講生の思考訓練にも感心させられた。加えて当講座で数年前から活用している「共育塾の自社取り込みシートをアレンジ」して当講座後のレポート/赤ペン・フィードバックのシートも初回分を見せていただき、非常に嬉しい気持ちになった次第である。
後日、受講生の講座レポートも送っていただき、反応の再確認をすることができた。
実は、竹内さんと安部さんとのご縁は、非常に不思議な三つ巴のご縁であり、次回に詳しい話をさせていただくこととする。
今回、竹内さんと安倍さんと3人で講義をつくることができたことは、私にとって最高の記念であり、一生の思い出になった。
このような機会をいただいた、竹内先生、安部先生、関係者の皆様に感謝です。
最近、滅多にない非常に充実感の高い一日となった!