熊本県におけるインキュベータ立ち上げ事例 そのD>
 
  第5回 :よい施設の具備条件

 以前、大阪でインキュベータ卒業企業を調査したことを基に、「よい施設の具備条件」をまとめてみました。

  まず、交流スペースを確保することが絶対に必要です。それで、月1回は交流会を開催することが
 望ましいようです。
 それから家賃は、民間よりは安くしますが無料は駄目との話です。
 駐車場はあった方がいいようです。
 また30室以上になると、入居施設として相乗作用が起こるということも、星野さんの経験として教えて
 いただきました。
  シェアードオフィスでは、仲間を見渡せられた方がプラスになります。熊本では、例えばお互いに
 相手を見ながら話せるようなブースになっています。また、シェアードオフィスは支援人材が近くに
 いる方がベターです。
  熊本では、残念ながらテクノ財団と旧免許センターが離れており、私たちが週2回通っています。

 
 施設が24時間使えることも条件です。
そのためには、利用者の自主的な管理責任意識を醸成しなくてなりません。
 さらに仮眠室とシャワー、簡単な調理設備があれば、さらに利便性が高まります。
 常勤のIM配置は絶対必要です。
 また、契約書では仮住まいを前提としています。
 熊本の場合は、シェアードオフィスが半年、オフィスが1年です。今回は例外を認めません。
 期間が短いという意見もありますが、とりあえずはこれでスタートしました。もちろん、出ていったからといって支援しないわけではありません。卒業生のアフターフォローも考えています。また、月次レポートを提出してもらいます。企業にとっても、月1回のチェックができますし、コミュニケーションツールにもなります。あまり、細かいものだと大変なので、よりシンプルで、よりコミュニケーションツールになるものを準備しています。


 私自身は、JANBOの研修を受け、いろいろな会合に参加し、また、他のIMの方々と話し合いを重ねて
きました。今回のインキュベータ立ち上げにおいても、IM養成研修に参加したことによって、相当に役に
立ったと考えています。

 本稿は、第3回インキュベーション・マネジャー交流連携事業(2002年12月3日、長崎市にて開催)の
プレゼンテーションの妙録である。