■天才の読み方 〜究極の元気術〜

 最近、ある歓送迎会で街中に出る機会があったときに、本屋で何気なく1冊の本を買いました。
 題名が「天才の読み方 〜究極の元気術〜」(大和書房:齋藤孝著)という本で、ピカソ、宮沢賢治、シャネル、イチローの4人を採りあげて、彼らを結構身近に感じるような内容が書いてありました。
 今まで天才とは、我々凡人とは別世界の人というイメージを持っていましたが、必ずしもそうではなく、我々も見習うことができることをやっていると改めて感じました。言い換えると「人は皆、無限の可能性を秘めている」ことを再認識しました。
 
 今回はポイントとして書いてあることだけをピックアップして、紹介しておくこととします。夫々読んだ方が、自分なりに解釈していただければ幸いです。
  天才に何を学ぶか 
  <頭と身体をフルに使う天才の技!>
  @ とにかく膨大な量をこなす
  A 努力が苦にならない
  B 抜群の段取り力
  C 微妙な違いに敏感
  D エネルギーの出し惜しみをしない

  ピカソ(1881〜1973)
  <生きることも創作も、すべてプロセスだ!>
  @ エネルギーは使えば使うほど、湧いてくる
  A 真似ることで人の技を自分のものにする
  B 強大なものに自己イメージを重ねてパワーを得る
  C 自らを発展途上の立場に置くことで、さらに上達できる

  宮沢賢治(1896〜1933)
  <自然に身体と心をさらして、自己を鍛える!>
  @ 豊かな知識は経験を深め、世界を広げる
  A 仕事の大きな波を逃さずに乗ってしまう
  B 自分を大きなものに役立てようという意識を持つと、パワーは大きくなる
  C 自己イメージを複数持てると、困難も乗り越えやすい

  シャネル(1883〜1971)
  <孤独とコンプレックスをプラスのエネルギーへ!>
  @ コンプレックスをポジティブに転換して、パワーにする
  A 一人の時間を活用し、自分を客観的に見つめるゆとりを持つ
  B 自分の育った環境で作られた感覚を武器として活用する
  C 自分を認知させることで人間関係を楽にする

  イチロー(1973〜 )
  <完成された技を生み出す集中力のゾーン!>
  @ 大量に練習をこなすことで、質を飛躍的に高める
  A 同じことを繰り返し練習して、集中力を高める
  B 自分の状態のチェックポイントを絞り込んでおく
  C 信頼関係をバネにして、パワーアップする