■今年を振り返って
 
  今年は還暦を迎えたこともあり、非常に大きな人生の節目の年でもあった。
 仕事の面においては、新しい仕事として、中小企業基盤整備機構・九州支部の新連携担当
 PM(プロジェクト・マネージャー)の委嘱を受けた。このことで昨年までとは仕事の比重が
 激変し、九州を舞台とした企業支援活動に、最もエネルギーを費やすこととなった。
 全国を舞台としてのJANBO−IMインストラクター活動、九州を舞台としての新連携担当PM
 活動、熊本を舞台としてのリージョンIM活動、それにオフィスチェイカスとしての活動と、全国/
 九州/熊本/オフィスの4分野での多面的な活動を行なったことになる。
 県外活動が大幅に増え、なかなかペースがつかめないまま悪戦苦闘したものの、ただただ
 仕事漬けの1年だったような感じすらある。
  
  では例年のように、昨年末に立てた今年度目標に対する実績評価を、反省の意味をこめて振り
 返っておく。
 まずテーマとして、「ネクストステージへのアプローチ!」を掲げての活動を行ったが、県外での
 仕事が大幅に増える結果となった。新たに始めた新連携支援活動に65%以上のエネルギーを
 注いだことや、星崎統括PMと知り合って多くの刺激をもらったことも含めて、概ねテーマを意識
 しての活動ができたのではないかと考えている。
  
 個別での話となると、
 @「九州の新連携施策構築への参画」については、新法が発足する前から新連携事務局づくりに参画し、
 新たな中小企業支援施策へのチャレンジを始めており、多くの課題を感じつつも、計画に沿った方向に
 ある。(達成度9割)
 A「九州の地域BIシステム構築の推進」については、BIP活動や沖縄との連携については忸怩たる思いも
 あるが、大学連携型インキュベータ、荒尾市インキュベータ、熊本市チャレンジフロアーが設置されつつあり
 BIS推進にもそれなりに関与できたと考えている。(達成度7割)
 B「自立社会に向けたBISインフラ整備の推進」については、ビジネス支援図書館の推進については、
 佐藤熊本県立図書館長のおかげもあり、2月にはビジネス支援コーナーも設置され、また次年度の市町村
 図書館への啓蒙活動、普及浸透に向けての仕掛けもできたことになる。熊本市においても(仮称)図書・
 情報センターの計画委員としての提言活動も行うことができた。一方、キャリア教育に関しては、1歩後退
 した感すらあり残念であった。(達成度6割5分)
 C「事務所機能のアクティブ化(スタッフの活用拡大)」については、名刺保管のしくみ変更はできたが、
 それ以外については思うように進展できていない。しかしスタッフが多面的にスキルアップしてきたこと、
 私の仕事に対する理解度も深まってきたこともあり、今後に向けての基礎が整った。(達成度5割)
 D「イノベーションのあり方の研究」については、今年度の仕事を行っていく中で、多忙さにかまけて
 新聞・雑誌や書籍を雑読みしていることが目立ち、集中力の欠如を実感しており、そのことに危機感すら
 感じている。来年はこのようなことがないように、余裕を持った活動を心がけたい。(達成度2割



 家庭や健康の面では、還暦を迎え家族から祝ってもらったこと、それに長男に第2子(長男・
 大嗣)ができたことが、なによりも嬉しかったことである。初孫である長女・花梨も2歳となり、
 おしゃべりも上手になってきたし、弟をかわいがっているようで、ほほえましく見守っている。
 私自身のこととしては、健康維持努力が非常に不足したことに反省をしているが、家族全員が
 元気に年末を迎えられることに感謝している次第である。

 来年も皆様にとってよい年になるよう祈念して、今年の締めくくりのコラムとしたい。