■年末に際して
今年も、アッという間に一年が過ぎてしまいました。
昨年末にチャットGPTがリリースされて、今年になって急激な生成AI普及競争が始まり、いつの間にか実用化普及も急激に進展し始めています。便利さと悪用リスクの両面が顕在化しており、まさにゼロトラストの時代に突入した感じです。
加えて、世界全体で国際法を無視したロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・ハマス戦争など、国際政治の不安定さも露呈して社会不安が増大しています。
長い間、信頼社会・信用社会の基盤が強固だった日本でも、「闇バイト事件、日大アメフト薬物問題、ビッグモーター事件、統一教会問題、政治資金問題」など、政治・経済・社会面で日本人の倫理観を疑うような事象が多発しており、残念ながらゼロトラストに突入していることを認めざるを得ません。
明るい話として、Z世代の若者が世界のトップクラスとして、活躍を始めていることがあります。先ず大谷翔平の活躍は目を見張るものがあります。日本をWBC優勝に導きMVPとなり、MLBで2刀流での活躍で、MVP・ホームラン王はじめ多くの受賞をし、今回のFAではドジャーズと、全スポーツ界での最高額契約(10年7億ドル)を結びました。他に藤井聡太の将棋界初の8冠達成、井上尚弥の世界二人目の2階級4団体統一、欧州サッカーでの日本人の大活躍、米国プロバスケットボールでの活躍など、素晴らしい活躍をしています。
仕事面では、次世代へのバトンタッチを進める1年になりました。具体的には17年前に始めた共育塾を次世代にバトンタッチすることを公言し、あと2年したら完全にバトンタッチができるように「変化への対応ができる仕組みづくり」への段取りをしました。
またFVS渡邉取締役(共育塾1期生、熊志共育塾1期生)、ワイズリーディング中山社長(共育塾2期生、熊志共育塾1期生)へのプラスワン(社員エンカレッジ&人材育成)講義の区切りを迎えました。この2年間で18講座を行い、一部をブラッシュアップして、今からは社員が「初心に帰るリピート講座」をするようにします。
もう一つは、ワイズリーディングでの月一意見交換(3者)を1年間実施し、次のフェーズに進める予定です。
来年の「今年度目標」は、テーマ“「次世代へのバトンタッチを楽しむ」”で作成しているところです。
今年も皆さま方のおかげで、夫婦と娘家族の5人で元気に年を越せそうです。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
ではよいお年をお迎えください。