■能登半島ぐるっと周遊③
最終日は東尋坊から。
越前加賀海岸国定公園内(福井県三国町)にある天然記念物。巨大な柱状の岩が作り出す断崖絶壁が特徴的で、約1kmに渡って海岸線に広がっています。これだけ大規模で豪快な柱状の岩は世界的に見ても珍しく、世界で3か所だけ存在し、その3か所のうちの1か所が東尋坊。
寒流と暖流がぶつかる場所もあり、正・逆方向の波が立っていました。快晴だったこともあり、素晴らしい景観を堪能しました。海岸の右手には雄島が赤い橋で繋がっており、その先には神社の鳥居も見えました。
東尋坊はサスペンスドラマの聖地とも呼ばれており、2時間ドラマのラストシーンで、刑事が犯人を断崖絶壁で追い詰め、自白させるシーンがお馴染みで、船越英一郎(サスペンスドラマ)や沢口靖子(科捜研の女)なども撮影に来たようです。
次に、一度行ってみたかった永平寺(曹洞宗総本山)に寄りました。
腰椎骨折する前までは、近所にある浄国寺で座禅を組んでいましたが、この寺も曹洞宗です。座禅も曹洞宗の坐禅のスタイルは「只管打坐(しかんたざ)」といい、“悟りを求めたり想念をはたらかすことなく、ただひたすら座禅すること”であり、気楽に参禅できる場です。
曹洞宗の総本山は2つあります。久我竜胆紋の永平寺(道元禅師/日本曹洞禅の始祖:正法眼蔵)と、五七桐紋の総持寺(瑩山禅師:布教と弟子育成の祖)があります。                         浄国寺の中山住職は、永平寺で修行を積んだ方です。
永平寺は立体的で相当広い敷地に建っており、階段の上り下りだけでも老体には結構、大変でした。寺の僧侶からの説明はなく、ガイドからも殆んどないまま50分近く、ひたすら歩き続けて仏殿を回った感じです。
傘松閣、法堂(聖観世音菩薩)、仏殿(達磨の絵)は観ましたが、僧堂は食事の時間帯で観ることができませんでした。私は山門の「永平寺」の看板のところで家内に写真撮影してもらい、家内は御朱印帳を持ってきており、記帳をしてもらえたのでよかったです。永平寺を出る時には、
結構、息が上がっていました。
最後に永平寺の近くの「越前そばの里」で、昼食をとって名古屋・小牧空港に向けて出発。道路脇には広い蕎麦畑が至るところにあり、開花の真っ盛り。
楽しい3日間でした!
旅行記念には「関孫六の小鋏」「白川郷でマグネット」「厳門でタツノオトシゴ&桜貝」「輪島朝市で漆細工」「永平寺で道元小冊子」それに「禅文字入りのTシャツ」、そして奥能登塩田村で「揚げ浜塩撒きの和たおる」など荷物にならないものを買いました。
そして輪島朝市で平床おばちゃんから「あすなろの木」(財布に入れておくとお金が入ってくる札?)、塩田村では「塩入小瓶」のプレゼントをもらいました。
縁起物として残しておきます。
たくさんの思い出ができた楽しい旅に感謝です!

今回の旅行で印象深かったこと3つ
①今回のバスガイド(歴女?)は、平安時代まで遡っての歴史を踏まえた話題や、観光地の名物案内者のプロフェッショナルな話術には感心&感動させられました。
②初日・2日目は名古屋から能登までの山越えの道で、行く場所・場所で雨に降られたり晴れたりと、目まぐるしい天候変化に遭いました。「能登に行くには弁当忘れても傘忘れるな」と言われる意味を実感しました。
③温泉も楽しみ、夕食は二日間とも久しぶりのバイキングでしたが、悪い癖でついつい美味しそうなものを取り過ぎてしまい、今までは無理して食べていたのが、食べられなくなっている現実に戸惑ってしまいました。