■年末に際して

少し前に正月を迎えたと思っていましたが、今年も残すところ、あと僅かとなりました。歳をとる毎に、1年過ぎるのが早くなってきた感じがあります。

今年は、年初から中国・武漢でのコロナ騒動に始まり、あっという間に世界中に拡散して大変な状況になったまま、年末を迎えることになりました。12月22日段階で、世界全体での感染者数:77,364,641人、死者数:1,702,596人ととんでもない状況になっています。特にアメリカはトランプ大統領のコロナ軽視の施策で、感染者数:18,035,209人、死者数: 319,364人とひどい状況にあります。

日本においても感染者数:203,677人、死者数:2,993人となっており、現在、第3波の真最中で医療崩壊の危機まで叫ばれるようになり、終息が全く見えない状況にあります。
来春にはコロナ終息の目途が見えるようになることを願っています。

 

今年は私自身にとって、モノの観方に大きな変化を感じた年になりました。
この3年ほど、今からの生き方に対する試行錯誤をしてきた面がありますが、いろいろ興味あるものを調べたり、人と話したりすることで、バラバラに整理しつつあったものが、一つに集約できるキッカケを得たように感じています。
その中でも印象的な「気付きのキーワード」というのは、「無知の知」「中庸」そして「無分別知⇒分別知⇒無分別智」です。
人は、この世に生を受けて無垢の「無分別知(無心)」から始まり、学生・社会人になるに従い「分別知(知恵)」まみれとなり、自我・執着心を膨らましていきます。そして多くの喜怒哀楽や四苦八苦の経験をしていく中で、「生きる意味」を自問自答しながら試行錯誤も繰り返し、「無分別智(智慧)」を体得していこうとするのが人間なのかもしれません。私も「無分別智(智慧)」を体感し、「大安心の心境」に近づきたいものです。
加えてつい最近、新たな「気付きのキーワード」を教えてもらいました。
それはベトナム出身の禅僧・ティクナットハン師の「相互共存」という言葉です。 

今年も皆さま方のおかげで、夫婦と娘家族5人で元気に年を越せそうです。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
ではよいお年をお迎えください。