■夢鑑定団in熊本
  
  夢鑑定団という、創業・ベンチャー国民フォーラム主催の全国
 イベントがある。今年は全国6箇所で開催される計画のようで
 あり、熊本での「夢鑑定団in熊本」が10月22日に開催された。
 このイベントでは、私の支援している企業が2社発表したが、
 私は残念ながら出張で見ることができず、家内に行って
 もらった。あとで聞いた話では、両社とも好意的な評価を受け、
 非常に盛り上がったようでほっとしている。  
                
  夢鑑定団のイベントは、ベンチャー企業3社がそれぞれ事業の
 プレゼンテーションを行い、それに対して夢鑑定団メンバーからの
 質疑応答や助言を受け、評価(星の数)がされるようになっており、
 聴衆もプレゼンを聞いた直後と鑑定団のコメントを聞いた後での
 評価を行う、聴衆参加型のイベントである。
 鑑定団のメンバーは、大星公二氏(NTTドコモ元会長)、堀紘一氏
 (経営コンサル)、木村政雄氏(よしもと元常務)など、有名人を
 中心に編成されていることがポイントである。             
  8月に中小企業庁、創業・ベンチャー国民フォーラム、熊日新聞社から訪問を受け、正式に
 「夢鑑定団in熊本」の開催と、鑑定団メンバーとしての参加要請、イベントへの協力要請を受けた。
 残念ながら開催当日が東京出張と重なり、鑑定団メンバーとしての参加はできなかったものの、
 イベントへの協力は全面的に行うこととなった。先ずは、数日前からの来熊時に訪問する支援機関の
 相談対応、地元企業社長の中での鑑定団メンバーの推薦、発表企業の推薦・支援などを行ったりしたが、
 最も印象深いことを2件ほど書いておく。
  
  @ 創業・ベンチャー国民フォーラムで発表企業も決定し、イベントも近まってきた段階で、発表予定
 企業の1社がキャンセルをしたために、急遽新たな企業選定が必要となり、東京から電話で緊急相談を
 受け、その2日後の来熊時に企業紹介・面談引き合わせて選定決定を行うことができた。
 フォーラム・伊藤氏には短時間での課題解決に対し心から感謝された。                       
  
  A フォーラム・伊藤氏からの要望もあり、発表企業2社に対するイベントでの発表内容に関する相談に
 乗ったことも印象深いことである。1社に対しては、プロモーションビデオのストーリーづくり、プレゼン
 テーション資料のストーリーづくりと資料のブラッシュアップを全断面での相談に乗ったが、面談だけでなく、
 電話メールを含めて相当回数のやり取りを行った。もう1社については発表1週間前にプレゼン資料の
 最終チェックを依頼され、内容をチェックして私なりの意見・助言を行ったわけだが、本人納得の上で
 全面的に作り変えることになり、本人が作った「たたき台」をベースにして短期間で3回のブラッシュ
 アップを行った。
  
  今回の発表企業支援で企業に最も感謝されたことは、発表の場を推薦したことや資料発表に対
 する支援もあるが、それ以上に経営者が自分自身の経営計画の見直しや、明確にできていなかっ
 たことの明確化ができたことではないかと思っている。「今回のイベント準備を通して、時々、全体的に
 プランの見直しをすることの重要性を痛感した」との社長からの話に、今回の支援価値を実感し、
 私なりに心から満足している。