■ネットワーク地球村について  
  
  大阪を本拠地にし、1991年1月に1人から活動を始め、世界的な広がりを
 持って活動している「永続可能で平和な社会を実現する、環境と平和のNPO
 法人・ネットワーク地球村」がある。元松下電器社員である高木善之氏が主催
 する集団で、2002年10月にNPO法人化され、現在は総会員数が
 12万6千名(正会員1万4千名)の団体になっています。
  私も今から8年前(1997年1月)に入会しましたが、その当時は会員数が6000名くらいの集団
 でした。その間、具体的な活動には携わっていないのですが、高木氏自身とその活動に共感するところが
 ありペーパードライバー(会費納入)で参加しています。従って、現在も会報「地球村通信」が月に1度発送
 されてき、高木善之氏の「いつも心を打つ」巻頭文を読むのを楽しみにしています。
 9月号には高木氏の3つのコラムが掲載されていますが、その2番目に書いてある「なんでもできる」
 を全文紹介しておきます。
  
  「なんでもできる」
  
  以前、私が指揮をやめるときや、会社を辞めるとき、
  「あとあとどうなるだろう・・・一生後悔するかもしれない・・・」とか、
  家を手放すときも、「そんなことできるかなあ・・・」とか、
  運転免許を捨てるとき、「車が必要な時は、どうしよう・・・」とか、
  自分がはじめて1000名の前で講演する時、
  「そんなことできるかなあ・・・、立ち往生したらどうしよう・・・
  おしっこ漏らしたらどうしよう」なんて、思ったこともありました。

  でも、すべて越えてきました・・・越えられたのです    ・・・
  やってみればやれたのです・・・
  だからいま、「地球村」がここにあるのです・・・
   
  「それは誰もができることではない」と言われることがありますが、
  そんな時私は、「ほんと? なぜ、そう思うの?」と聞いてみます。
  「やってみたの? やってみてできなかったの?」と。
  実際に聞いてみると、みんな「いや・・・やっていません・・・」
  「やれないと思ったから、やらなかった」と言います。
  でも、「どうしてやらなかったのだろう」 そこなんです!
  「やるか、やらないか」 そこなんです!
  「やりたいか、やりたくないか」 大切なのは、その思いの強さなんです!
  火事のとき、すごい力で重いものを運び出したり、火の中に飛び込んで、
  子供を抱えて飛び降りたりもできるのです。大切なのは思いの強さなのです。

  自然の中では、甘えや言い訳は通用しません。生きるか死ぬかです。
  この社会は不自然だから、甘えやいい訳ができるのでしょう。
  「失敗したらどうしよう・・・」「人がどう思うだろう・・・」
  そうした考えが、自分の可能性やエネルギーを消していくのです。
  言い訳をしないで、人や自分を責めないで、人の顔色をうかがわないで、
  「夢に向けて、精一杯の努力をするか、しないか」ただそれだけなのです。
   

  私も入会した頃に高木氏の本を読んで感動しましたが、彼は松下電器に勤めていた時に瀕死の
 交通事故にあい、それをきっかけにして使命感(天命)が芽生え、現在の活動を始められたようです。
 一度、来熊時の講演会でお会いし、少しお話をすることもできましたが、物静かな独特の雰囲気を
 もった方でした。興味のある方は地球村のホームページを見てみてください。
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                         http://www.chikyumura.org/