■日本精神の深掘り①

今年度目標の一つに、「日本精神と未来社会に関する調査研究を楽しむ」を掲げているが、この中の「日本精神の深掘り(神仏儒の融合)」については、今後も調査研究を進めていくつもりである。それぞれのタイミングで集中して調査・研究してきたつもりであるが、残念ながら歳をとる毎に忘れることも多くなってきて、悔しい思いをしている。しかし、潜在意識の中には多くのモノが残っていると自分自身を納得させている。最初に神道、仏教、儒教について、復習の意味も込めてそれぞれを紹介しておく。




①神道 :<ウィキペディアより>神道は古代日本に起源を辿ることができるとされる宗教である。宗教名の多くは日本語では「○○教」と呼称するが、宗教名は神教ではなく「神道」である。(宗教ではない?)伝統的な民俗信仰・自然信仰を基盤に、豪族層による中央や地方の政治体制と関連しながら徐々に成立した。また日本国家の形成に影響を与えたとされている宗教である。教典や具体的な教えはなく、開祖もおらず、神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづく多神教。自然と神とは一体として認識され、神と人間を結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた。

ある資料では、『神道は宗教ではないので、神道には経典が存在していない。神道とは「教え」ではなく「道」そのものである。神道は「宗教よりももっと本質的なもの」であり、分かりやすい言葉でいうと、「自分自身を、より善く徳の高い人間に高め、成熟させていくプロセス」といえる。』と書いてある。従って「武士道、剣道、柔道、弓道、合気道、書道、華道、茶道」など、形だけでなく心構えを融合させて教えることに重点を置いていると思う。
今までも神道に関していうと、この10年ほどで「全国の主要神社巡り(伊勢神宮、出雲大社、熊野三山など30社以上)」「古事記研究者(道ひらき:諌山徹也氏)との交流」「神話」「神道の分類(皇室神道、神社神道、教派神道、古神道、国家神道など)」「皇室系図一覧(現天皇は126代)」や関連書籍なども興味に基づき購入し調査してきた。

②仏教 :<ウィキペディアより>インドの釈迦(ゴータマ・シッダッタ)を開祖とする宗教である。キリスト教・イスラム教と並んで、日本では出版点数の多い宗教の一つに数えられる]。仏陀(仏、目覚めた人)の説いた教えである。 その教義は苦しみの輪廻から解脱することを目指している。原因と結果の理解に基づいており、諸々の現象が縁起するとされる。 仏教は仏、その教えである法、その実践者である僧からなる三宝を中心に組織されている。実践における戒定慧の三学は、戒律、心を集中する禅定、ものごとの縁起を観察する智慧であり、後ろ二つは併せて止観とも呼ばれる仏教の瞑想法である。実践にて重要となる能力は六波羅蜜や八正道のように、いくつかの方法で纏められている。紀元前450年ごろに、インドで開始された仏教は、今では初期仏教として研究されている。釈迦は、他の苦行などの実践者の主張であるアートマン(真我)の存在を否定して無我とした。釈迦の死後数百年で部派仏教が生まれ、大きく大衆部と上座部とに、さらに細かく分かれたが、今なお大きな勢力として続いているのは南伝した上座部仏教であり、初期の教えを模範としている。


紀元前の終わり頃には北伝し日本にも伝わることになる大乗仏教が開始され、教義や団体は多彩に発展しており、禅の瞑想法の様々、チベットや日本の真言宗に残る密教、一方で浄土信仰のような信仰形態の変化など多様である。なお『日本書紀』によれば仏教が伝来したのは飛鳥時代552年(欽明天皇13年)である。
仏教については、私自身の悩み苦しみが深かった30年以上前から、繰り返し読んだ「般若心経(松原泰道テープ)」「相田みつを著作」「ひろさちや著作」や、それ以外の一般的仏教の本などに長い間親しんできている。神仏儒のうちの仏教を最も深く学んできており、一番身近に理解できているように思う。

③「儒教」については、次回に紹介することとする。