科学と芸術の接点を訪ねて③

その後に坂井先生とメールでやり取りした中で、切り口は異なっているものの、坂井先生と非常に発想が似通ったオムロンの創業者・立石一真氏のSINIC理論を紹介したところ、返信をいただいたので以下に紹介しておく。
<横山より坂井先生へ>
坂井先生
おはようございます。
昨日の天神塾で名刺交換しましたオフィスチェイカスの横山@熊本です。
昨日は楽しい話をありがとうございました。
坂井先生の話は、非常に刺激を受けました。科学と技術と芸術が相互関連しながら社会が変化していく話は、今まで思いもしなかった切り口からの話で、どんどん引き込まれていきました。あまりにも軸が多かったので、頭の中を整理・整頓するには少し時間がかかりそうです。この切り口からの未来を想像することもやってみたいと思っています。
オムロンの創業者・立石一真氏の50年前に未来学会で発表した「SINIC理論」を思い出しました。
https://www.omron.co.jp/about/corporate/vision/sinic/theory.htmll
整理していく段階で、知りたいことが出てくると思いますので、その際は、またいろいろご教授いただければと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
昨日の写真をお送りします。





<坂井先生より横山へ>
横山様
写真を送っていただきありがとうございました。
SINIC理論、Webで拝見しました。
実社会で生き抜くことが求められる企業では、常にリアル世界(=社会)を忘れるわけにはいかないのでこのような図式を描かれるのだと思います。
これは従来の「科学技術」と「社会」との相互関係を述べたものであり、これに「芸術」を加えて、「科学・芸術・技術」と「社会」との相互関係として論じれば、全く矛盾はないと思います。
むしろ「芸術」を加えることで、「技術」は「科学」と「芸術」とをうまく使う、例えば人間(=技術)が右手(=科学)と左手(=芸術)を上手に使うように、ことで企業活動の幅は格段に広がると思いますし、社会もまた「科学」だけではなく「芸術」に対しても進化(変化かもしれない)を促すようになるのではないでしょうか。
アカデミックの分野に「日本学術会議」という組織があります。これは「学問」と「術」を一緒にした言葉で、「術」には「技術」の他に「芸術」「医術」などが含まれます。私は「術」にはリアルワールドの意味合いが含まれているように感じます。(尤も「奇術」なんて言葉もありますが。)
またいつでもメールをください。
坂井

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