■熊本地震@
 
 一生のうち、なかなか経験することがない超ド級の大地震「熊本地震」に遭遇した。平成28年4月14日の午後9時25分頃のM6.5の前震に始まり、16日午前1時25分頃のM7.3の本震という珍しいタイプの地震である。
内陸部の大地震では、阪神・淡路大震災(1995年:M7.3)、新潟県中越地震(2004年:M6.8)、岩手・宮城内陸地震(2008年:M7.2)に匹敵する大地震とのこと。

阪神・淡路大震災
 前震&本震&余震の状況も18日午後8時までで、震度7:1回、震度6強:3回、震度6弱:3回、震度5強:1回、震度5弱:6回、震度4:68回と多く、震度1以上までの地震を合わせると、既に500回を超えたことになる。
20日午前5時時点では、震度5強:3回、震度5弱:7回、震度4:72回に増え、震度1以上を合わせると672回に増え、まだまだ余震が続いている。
 17日までの熊本の状況では死者42人、怪我人1000人超、避難者9200人、停電10万戸、断水41万戸となっており、最も被害が大きい所は益城町と阿蘇方面である。熊本の象徴である熊本城・阿蘇神社の地震被害状況や、阿蘇大橋が崩落した映像を見ると、心が痛みやるせない気持ちになる。
今回の地震は、益城町(日奈久断層帯)→阿蘇方面(布田川断層帯)→大分方面(別府・万年山断層帯)と震源地も広域にわたっている。ニュース解説では、明治22年に金峰山山麓を震源とする熊本地震が発生し、2年後に大分でも大地震があった模様で、その類似性が指摘されており、今後も余震が続きそうである。

 今回の震度4以上が82回も発生する大地震を経験して、地震の怖さと、多くの新たな気付きを得ることができた。また大災害が他人事ではないことや、あらゆる生活面での不自由さを実感した。被害の大きな地区の人々の大変さを、具体的に実感できるようになった気がする。家が倒壊し、家族に死者や怪我人が出て、地域が停電・断水になった方々には、早く立ち直れるように頑張って欲しいと心から願っている。
私が住んでいる熊本市内では、熊本城の破壊状況や一部の家屋倒壊はあったが停電も殆ど無く、非常に困っているのが断水とモノを買う店がないことである。先ず、小さくて大きな問題として、水で流せない、ウォッシュレットが使えないなどトイレの問題がある。水がないと飲水がないだけでなく、食器洗いや入浴・洗濯ができないことがある。

 社会インフラとしてのコンビニの存在価値を改めて実感し、まさに「遠くのスーパーより近くのコンビニ」である。
コンビニエンスストアでは、本震の翌日に「セブンーイレブン」が289店舗のうち286店舗で、「ファミリーマート」が163店舗のうち79店舗で「ローソン」が141店舗のうち58店舗でそれぞれ営業している。この中でも、セブン-イレブンの開店比率の高さには驚かされ、さすがである。地震の影響で営業を休止している店舗も店内の片付けが終わるなど準備が整いしだい、営業を始めるとのこと。
次回に、自分の身の回りのことを書いておきたい。