■天孫降臨の地へ

  9月中旬に2度目の霧島神宮(天孫降臨のニニギノミコトが主祭神)を訪問し参拝してきた。
その時に、今まで全く知らなかった霧島神宮周辺にある「天孫降臨への道」も通ることができた。両側の木々が傾いて道を覆っており、厳かな気持ちになれたこと、加えてその途中では野生の子鹿が道路を横断するハプニングもあり、私自身には何か心改まることが生じたように感じている。

 天孫降臨の地といえば、今まで何回も訪問している天岩戸神社のある臼杵高千穂がある。霧島神宮訪問の余韻もさめやらぬつい先日、今度は臼杵高千穂を訪問してきた。
いつもは天岩戸神社・西本宮で参拝して、天安河原の洞穴宮まで行くだけだが、天孫降臨を意識したこともあり、今回はいろいろな地を巡ってみることとした。
天岩戸神社は、西本宮(天照皇大神がお隠れになった天岩戸をご神体にした神社)と川を挟んで対岸にある東本宮(天照大神を主祭神)とを合わせて成り立っているが今回、初めて東本宮にも行ってみた。
天照皇大神が天岩戸に隠れたために、世の中が暗くなり、神々がどうやって天岩戸から出てもらうかを相談した場所が天安河原宮である。至る所に石積みがされているが、地元の人に聞いたところ、参拝者の誰かが石積みを始めたところ、多くの訪問客が石積みをするようになったとのこと。勿論、私達も河原の近くに石積みをしてきた。

天岩戸神社・西本宮

天岩戸神社・東本宮

天安河原宮入口

左写真の鳥居


 
 
 今回は初めて天孫降臨の地「くし觸(くしふる)の峯」と、そこに建てられた「くし觸神社」にも参拝してきた。古事記に「筑紫の日向の高千穂の久土布流多気に天降ります」とあり、古くはくし觸の峯を御神体としてお祀りしていたが、1694年(元禄7年)に社殿を建立し、ニニギノミコトをはじめ、降臨された神々を御祭神としている
天孫降臨の地としては、ほかに五家荘の近くの国見岳(山頂の1等三角点と祠あり)、鹿児島の霧島高千穂の峰とも言われているが、今回はその中の一つに、実際に言って参拝できたことには感慨深いものがあった。
その近くにある四皇子峯(神武天皇の4兄弟が誕生した地と伝えられ、神代の皇居のあったところと伝えられている)、皇祖発祥の地と言われている高天原遥拝所(?觸神社の南に連なる小高い丘で、天孫降臨後に諸神がこの丘に立って高天原を遥拝した所と伝えられている)にも散歩がてらに訪問・実感することができ、非常に充実した一日となった。
感謝!

くしふる神社
(漢字は↑の通り)

拝 殿

神々の系図