■年のはじめに
 
  新年、あけましておめでとうございます。
今年は未年ですが、未年は戦争や紛争が多く発生するような話を、テレビでやっていました。
ウェブで調べてみたところ、特徴的なのは、中東情勢に大きな変化が起こっていることです。
48年前には「第三次中東戦争」が勃発し、36年前には第2次オイルショック、24年前には多国籍軍がイラクを空爆し、湾岸戦争がようやく停戦へ動きました。12年前にはイラクのフセイン政権が崩壊しています。「未年」は中東から目が離せない、ということになりそうです。






 また時代の流れでみると、
オムロン創業者の立石一真は、未来予測・SINIC理論の中で、2005年から2024年までの期間を最適化社会と示し、工業社会から自律社会の転換期であり、「破壊と創造が交錯する20年(パラダイムシフト)」と想定しています。最適化社会では知識産業が成長し、自律化社会では智慧の産業にシフトしていくと述べています。
P.F.ドラッカーは、1995年の著書「未来への決断」の中で、社会は数十年かけて次の新しい時代のために身繕いをする。この転換期が2020年まで続き、50年後には新しい世界が生まれる。「産業社会から知識社会へ」と変容していくことで、統治の仕組みや組織のあり方、そして私達の行動様式が大きく変化する。この転換期には既存システムが機能不全に陥る。
と述べています。
両巨頭の「時代変化の捉え方」には類似性が高く、非常に驚いています。

本年も、どうぞよろしくお願い致します。