■新年にあたって
 
   今年は昨年に続き、時代の大きな節目を迎えた激変の年になると感じています。
 領土問題では、中国との尖閣列島、韓国との竹島、ロシアとの北方4島が、あたかも
 自分の領土のような言動を繰り返すことで、世界にアピールをし始めたことは、ただ話し
 合えば解決するようなものではないことを顕在化させました。もし逆の立場であった
 場合は、当たり前のことですが、日本以外はどの国でも「自国侵略」に対して軍隊を
 使って排除する行動に出ることが想定されます。日本も、今後はどのような体制をつくり、
 どのような対応をするかを、真剣に考えておく必要があるのではないかと思います。
 経済問題においては、安倍内閣が新政権を発足させて間もない中で、世界から期待され
 ているようですが、劇薬であればあるほど副作用も大きいこともあり、多面的なチェックを
 しながら、全体最適の、よりベターな修正をやっていってほしいものです。
 原発対応についても、原発はコストが安いといいながら、どうも「建設+発電」コストの
 ことであり、廃棄物処理や廃炉処理も含めたトータルコストは、傍から見ていると、それ
 どころでは済まされないのではないかと想定されます。短期的に原発ゼロは難しいかも
 しれませんが、長期的には技術・実験炉は残しても、発電からは無くしていくことが
 必要ではないかと思っています。




  
  現在、コラムで「日本が世界平和に貢献する」のテーマでシリーズ掲載しているところですが、日本
 文化や日本人であることに、誇りと自信を持って生きていきたいものです。
 年末のテレビ番組で、アメリカ・ドイツ・フィンランドなどの欧米各国や、中国・韓国・タイなどの東南アジア
 各国に取材をした「外国人の日本人観」を紹介していましたが、やはり3.11東北大震災のリアルタイム
 動画を見て、「極限状況に追い込まれた日本人の言動」に感動した人々が世界にたくさんいることを
 感じました。補給物資をキチンと並んで待つ姿や、隣人と分かち合いながら食べている姿、大人だけで
 なく子供までもが周りの人を思いやる言動は、外国人から見ると信じられないものであり、顕在化はして
 いませんが、反日教育に染まった中国人の日本人観にも大きく影響を与えているように感じました。
 「思いやり」「助け合い」「勤勉」「団結」「伝統」「秩序・規律」「忍耐力」「自助努力」「友好的」「前向き」
 などなどの言葉を話しているのを聞いて、これだけ文化や慣習が崩れてきた日本であるのに、海外から
 見ると、そのように見えている日本人のDNAには、感動すら覚えました。
 民主党政権が終焉を迎えましたが、それを前向きに「終わりは、新たな始まり」と捉えて、新たな社会の
 キーワードとなる「共生と共有、そして共創にむけて!」のコンセプトの下に、今年も活動していきたいと
 思っています。

 今年も、どうぞよろしくお願いいたします。