■OMOIYARIプロジェクト
   先日、NHKのテレビを見ていた時に、「OMOIYARIのうた」の紹介がされていたが、非常
 に感動させられた。
 というのは、地域コミュニティーが崩壊していく中で、東北大震災を契機にして、「思いやり」の
 大切さが見直されており、特に今からの日本を創っていく子供達に素晴らしい心の持ち方を
 考えさせると共に、「思いやり」の大切さを実感させる素晴らしい活動だったからである。
  藤田恵美という歌手がいる。
 劇団「ひまわり」での活動から演歌歌手になったり、音楽・芸能活動を一時休止したりしたあと
 1994年に「Le Couple」のボーカルとしてデビューし、1997年に「ひだまりの詩」で180万枚
 の売上を記録し、紅白歌合戦にも出演したそうである。
 その後、ヒット曲も出ないまま歌手活動に行き詰っている中で、学校でのボランティア活動を
 している時に、自分のライフワークとして「思いやりの大切さを、子供達に歌を通して伝えたい」
 と決心したそうである。
 そして「おもいやりとは何か」について子供達なりの受け取り方を、愛知県の小学校を訪問する
 たびに調べまくり、それらのエキスを歌詞としてつくり上げて、「OMOIYARIのうた」を完成させ、
 多くの子供達と一緒に考える活動をしているような話であった。

 今では全国的な活動になり、「OMOIYARIプロジェクト」として発展しているようである。
                  http://www.ponycanyon.co.jp/omoiyari/
   「OMOIYARIプロジェクト」のHPに記載されていた内容を紹介する。
 「OMOIYARIのうた」とは・・・
 08年、愛知の全小学校の子供たちから集めた「おもいやり」の言葉たちそれをもとに、
 藤田恵美が作りあげた曲が『OMOIYARIのうた』です。愛知のおもいやりサミットで披露され
 ラジオ番組「かつみれ雑貨店」で全国へ。
 09年4月からは、東京電力のCM(テレビ・ラジオ)で子供たちと藤田恵美の歌声が、お茶の
 間へ響きました。
 そして今年、「OMOIYARIのうた」が日本青年会議所(JCI)が「MOTTAINAI運動」に続いて
 推進している「OMOIYARI運動」の公式テーマソングに決定しました!
 子供たちと藤田恵美が作りあげた、このメッセージ。もっと多くの子供たちにもっと多くの人たち
 に歌って欲しい。この歌から、『思いやりの心』を感じてほしい。そう願っています。
 なお、このCDの売上の一部はJCIの行なっている「Nothing But Nets」キャンペーンに寄付
 されます。


思いやりの歌  
           作詞・作曲 藤田恵美 作詞キーワード:愛知県の小学校のみんな
                    
                       もしも人々が「思いやり」を失くしたら
                       地球は一秒で 消えてしまうね
                       だって僕たちは「思いやり」に包まれて
                       生まれて来た 育てられた

                       水や空気が 必要なように
                       誰もがひとりで 生きてはゆけない

                       倒れそうな人には そっと手を差し伸べて
                       OMOIYARIは 心を温めるプレゼント
                       「ありがとう」って言われたら なぜか嬉しくなったよ
                       OMOIYARIは 世界を幸せにする魔法

                       もしも友達が 悲しい思いしてたら
                       知らないふりなんて したりしないで
                       だって僕たちは 希望を 握りしめて
                       生まれて来た 地球(ほし)の仲間

                       海や山や森や動物も
                       僕たちの「思いやり」で未来が変わってゆく

                       自分勝手はやめて みんな笑顔にしたい
                       OMOIYARIは 心を温めるプレゼント

                       難しそうだけれど ちゃんと心にあるよ
                       OMOIYARIは 世界を幸せにする魔法